リノベーションについて、国が定める統一された定義はありませんが、国の各政策やリノベーション協議会などの定義づけから総合的に判断しますと、リノベーションとは、新築当時も目論見を超えるもの、新築当時に戻すのではなく、新築当時の性能を超えるもの、付加価値があるものという解釈ができます。
マスコミに取り上げられるリノベーションはこうした定義づけには合致していないものも多数あります。また、リノベ済物件という表現も同様に定義に沿っていない物件もあるのが現状です。
ちなみに私のクライアントでは「耐震、断熱をともなったものをリノベーション」という共通認識を持って取り組んでいます。
このように、リノベーションはリフォームとは別の概念です。ぜひ、この機会にリノベーションの定義を理解し、理想のリノベーションを実現させるヒントにしていただきたいと思います。
※写真:筆者撮影
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